音声ガイドナビゲーター
野村萬斎さん、田中美里さんの メッセージ到着!

音声ガイドナビゲーターは、いしかわ百万石文化祭2023スペシャルアンバサダーの野村萬斎さん(狂言師)とアンバサダーの田中美里さん(俳優)が務めます。

伊藤若冲の国宝《動植綵絵》(石川県立美術館で展示)や海野勝珉の《太平楽置物》(国立工芸館で展示)といった注目作品を含め、2館合わせて約30作品をご紹介します。

2人は、1997年に放送されたNHK連続テレビ小説「あぐり」で、夫婦役として共演した経験があります。音声ガイドの中では2人のトークも収録し、息ぴったりの掛け合いも必聴です!
作品の見どころや技法を聞きながら、展覧会の世界観を深くご堪能ください。

貸出料金 2館共通:800円

収録を終えた2人からのメッセージ

初めての音声ガイド収録はいかがでしたか?

萬斎さん:

実際に作品を観たくなりましたね。ガイドを聞いて作品を目で追って鑑賞するときのテンポ感を気にしながら、なるべく自分が聞いて作品を観ていることを思い浮かべて話しました。

田中さん:

ドラマの吹き替えの経験があり、そのときは演じる女優さんの映像を見ながら感情も入っていけましたが、音声ガイドではどのくらい感情を入れていいものなのか探り探りでした。観る人がわくわくできるように、自分も楽しみながら読みました。

気になった作品はありましたか?

萬斎さん:

岩佐又兵衛が描いた≪をくり(小栗判官絵巻)≫がとても長い絵巻だということに驚きました。伊藤若冲や円山応挙の作品も観てみたいです。

田中さん:

伊藤若冲の≪動植綵絵≫は観てみたいですね。他には、蒔絵にも興味があるので、じっくり技法などを観てみたいと思いました。

メッセージをお願いします。

萬斎さん:

ガイドを聞きながら思わず目を凝らして「そうか!」と、ぱっと見ただけではわからないところをガイドによって気づいていただけると嬉しいですね。

田中さん:

最初は自分で心惹かれる作品に立ち止まっていただいて、その後にガイドを聞きながらじっくり観てみると新たな発見があるというような、こんな楽しみ方があるんだということを感じていただければと思います。

野村 萬斎さん、田中 美里さん、収録の様子

プロフィール

写真:野村 萬斎

野村 萬斎(狂言師、石川県立音楽堂邦楽監督)

祖父・故六世野村万蔵及び・父野村万作に師事。重要無形文化財総合指定保持者。国内外での多数の狂言・能公演へ参加する一方、現代劇や映画・テレビドラマへの出演、舞台の演出など幅広く活躍。
芸術祭新人賞・優秀賞、朝日舞台芸術賞ほか、2021年には観世寿夫記念法政大学能楽賞、松尾芸能大賞ほか多数受賞。

写真:田中 美里

田中 美里(俳優)

金沢市出身。1997年、NHK連続テレビ小説「あぐり」でヒロインに選ばれデビュー。その後、映画、ドラマ、舞台に多数出演。また、韓流ドラマ「冬のソナタ」でチェ・ジウ演じるヒロイン、ユジンの吹き替えを務めたほか、柔らかく印象的な声を活かしてナレーターやラジオのパーソナリティとしても活躍している。